ロスアンゼルス生まれのロスアンゼルス育ち。ミスター・カートゥーンのグラフィティ・デザイナーとしての初期のキャリアは、80年代に始まる。
以後、彼の得意分野はヒップホップ文化の中で育まれ、タトゥー、雑誌、音楽アルバムのカバー、テレビや音楽ビデオの背景画、ローライダー(車高を低く改造した車)のトランク、といったものに作品を残していくこととなる。彼の作風と美しいタトゥーのラインはプリズンシステムによって創案され、70年代にストリートで一般へと普及したものがベースとなっている。そのアートワークが広く崇敬されているカートゥーンは、select Soul Assassins of artistsのメンバーである。カートゥーンの作品を紹介した雑誌は多岐にわたり、アメリカではRolling Stone、Details、Detour、Vibe、XXL、Hustler、Source、V America、Lowrider、Rap Pages、Glue and Tatoo、FHM、日本ではLowrider、Fine、Burst、H Magazine、Tokion;、そして英国ではLoadedとFHMが彼の作品を取り上げてきた。この他にもカートゥーンは音楽アルバムのカバー、ロゴ、或いは広告・宣伝物の作成に携わってきており、彼のクライアントにはSnoop Dogg、D12、Eazy E、Clipse、Cypress Hill、Shady Records、Stussy、Supreme、Tribal Streetwear、Black Flys、X-Large、TheSeventhLetter、Joker Brand Clothing等が名を連ねている。
また、彼にしか出来ない巧妙なアートは、Eminemをはじめ、50 Cent、Dr.Dre、Lloyd Banks、Mobb Deep、Cypress Hill、Method Man、Beyonce、Fat Joe、Kayne Westらの身体に彫りこまれている。
彼はまたカスタマイズした車の製造にも携わっており、その顧客のごく一部をだけ紹介すると、Larry Flint、Oscar De La Hoya、Eminem、Fabolous、Scion(トヨタ自動車の一部門)等である。彼はロスアンゼルス、ニューヨーク、東京、そしてロンドンで展示会を開催したことがあり、ごく最近ではカリフォルニア州ベニスにあるナイキ社のBlu Houseで展示会を催し、そこでスタイルの垣根を取り払ったものとして、lowrider Nike CortezとAF1のリミテッド・エディションを披露した。 |